顎関節・かみあわせ

顎関節症でお困りの方へ

◯ 顎関節症とは?

口を開けるとアゴが痛かったり、「ポキッ」と音がなったりする場合には、「顎関節症」の可能性があります。

顎関節症の状態は大きくわけて4つに分類されています。

①カクンカクンと音が鳴る状態
②口が開かなくなる状態
③関節には異常がなく顎を動かす筋肉に痛みが出ている状態
④顎関節の骨自体が変形してしまっている状態

 顎関節症とは、最初に症状がでるのは20~30代の女性に多いと言われています。
最近は、男性も顎関節症の方が増えてきています。

そのままにしておくと、症状は悪くなりますので一度歯科医院を受診されてみてください。
当院では、顎関節のCTの撮影ができますので、顎関節に異常がないかを保険診療で診断することができます。


◯ 顎関節症はどうやって治すの?

顎関節症の治療法で最も一般的な治療法がスプリントを用いた治療法です。
これはプラスチック製のマウスピースのようなもので、上下どちらかの歯列に使います。使うことで関節にかかる負担が軽減されます。
顎関節症は、長年の顎のゆがみによって症状が出ているので、1日ですぐに改善するということはありません。
時間をかけてゆっくり症状を治していきます。

スプリントは基本的に夜、寝ている間に使用するもので日中は使用する必要はありません。ただ人によっては日中に食いしばりがある方もいますので、日中も使用することもあります。
現在ではほとんどがこのスプリントを用いた治療法ですが、稀に外科的な処置が必要な場合もあります。
特に手術を必要とする場合は口腔外科などの専門的な機関でのみ治療が行えます。

(当院でのスプリント療法の手順)

①診断
レントゲン写真、CTを使用して顎関節自体に異常がないかを診断します。
左右の関節で形が違うのがCT撮影をするとわかります。
筋肉を触診し、炎症を起こしている部分のマッサージを行います。
   

②調整後、スプリントの型取り
お口の開き具合をみながら、マッサージ、ストレッチを繰り返します。
かみ合わせの調整を行い、スプリントの型取りをします。

③スプリント装着
スプリントをお渡しして、調整を行います。